FDYアームチェアの変遷と和風テーブル

FDYアームチェアの変遷
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1978年作 欅   第42回新制作協会展 スペースデザイン部
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私が中央の公募展にアームチェアを発表したのは1978年のこと、その数年前に大学のコレクションの中にあったハンス・ウェグナーのザ・チェアを実測したことがあった。スマートにみえたあのアームチェアの脚が実は6センチ角以上の部材から削られており、アームや背もたれはとほうもなく大きな部材からできていた。高速回転のものすごい大きな刃物によって削られていることを後で知って驚いたものだった。当時アメリカやイタリアのスチールやプラスチックの工業製品が支配的になって行くなかで、北欧の木製家具が輸入されるようになると日本人の心にヒットするかたちで人気をはくしていた。私は日本の家具がヨーロッパナイズされて急激に輸入木材に頼り、欧風化して行くのに対して、あくまでも日本独自の家具をデザインするために日本の美を追求すべく神社仏閣を訪ねたりしていた。日本人はもともと木を大切にする民族で、輸入木材にたよる北欧の家具に違和感をいだき始めたのだった。ちょうどそのころ昔からの材木商から買い付けていた一本の欅があった。正確には覚えていないがたしか120ミリ×150ミリ角の長さ1800ミリくらいだったと思う。そこから木取りをして作ったのがこのアームチェアであった。驚くべきはその木のカタマリからちょうど一脚のアームチェアが余ることなく出来上がったのであった。一つの失敗もなく作れねばならなかったのは言うまでもない。以来、日本の尺寸をモヂュールにして今日まで取り組んで来たのが以下一連のアームチェアである。

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1981年作 オーク(楢)ラウンジチェア デザインフォーラム東京松坂屋
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1983年作 オーク(楢) デザインフォーラム東京松坂屋
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2017年作
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2019年模型試作
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FDYアームチェアのテーブルを1/5模型で検討してみた。
                         5月21日(火)

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