大川家具職人塾の1年を振り返って

この大川家具職人塾もあと4回で終了することになります。皆さんには1年に近い間、貴重な時間を職人塾に通われ、家具製作の技術獲得のために奮闘されましたことに敬意を表し、まずは職人として一応の基本的な技術を習得されましたことをここに表明いたします。
 当初まず1年、とにかくやってみようということから出発しましたが幸い来季も引き続き職人塾が開校されることになりました。1年間やってみていろいろ反省することもありますが、まずはやはり直接指導にあたりました監督役の私自身のことを振り返らなければなりません。大川インテリア試験場という職人塾に絶好の場所で開校できたのは幸運なことでしたが、私の考える職人の育て方「作って見せて見て覚える」やり方が十分にはできなかったという心残りがあります。振り返ってみますと当初、応募者の熱意に押されて二倍を超える人数になってしまったことにあるのでは?それでもそれに対応したやり方で塾生お互いに切磋琢磨しあいながら技術も向上しておりました。一方では塾生の仲間意識が高まり、和気あいあい良きムードの上で、制作も順調に進んでおりましたし我々ともどもそれをよろこんでおりました。しかし待てよ!職人塾が一般のサークルのようになって良いものか?職人塾はプロを育てるところ、それよりも競争と切磋琢磨の世界ではなかったのか?今振り返ってみると後半はそれに反する方向になっていたのではないだろうかと反省するところです。月の第二、第四の土曜、日曜、貴重な時間を趣旨に賛同され、職人塾に足を運び技術を身に着けるべく熱心に取り組む姿を見ますとこのまま来期までという考えもありますが、それ以上に技術向上のために職人塾に足が向くような指導でなければ本当の職人塾とは言えません。当初かかげた目標に向けていよいよ来季からは一段の向上をめざして本格的な家具作りに入ります。塾長の言葉にあるように現状に甘んじることなく前進しなければなりません。そのためには少数精鋭で出直す必要性を感じるしだいです。今回、再度職人塾受講生を募集することになりましたが、今度こそ、まずは皆さんの中から我こそはと思われる方の応募を期待しております。

2016.03.10
 

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