ウィンザーチェア物語  ホイールバック ・アームチェア

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ホイールバック ・アームチェア
(ロー ・ボウバック)
 
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制作年:2011年
 
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ホイール ・バック アームチェアについて
(ロー ・ボウバック)
 
ボウバックウィンザーはフープバックとも呼ばれることがある。アーム・ボウの上に収まり、バック・スティックを取り巻く弓のような上部構造から来ている。ボウバックはコムバックが出現したあと20年から30年ほど遅れて進展していった。18世紀後期までにコムバック類に入れ替わってしまった。
ボウバック・チェアはコムバックと同様に基本的には後ろのスティックを取り巻く構造をしている。コムバックと比べてボウバックが評判が良かった理由は美しく見えたのと、コムは壊れやすく外れやすかったからであった。二者を比較するとボウは完全に椅子の後ろを囲むだけではなく保護するのに適していた。またボウは日常の過酷さに耐えうることができた。研究所やコーヒーハウスや居酒屋で多く使われた。
バックスプラット(中飾り板)はボウバックの重要な部分で、その人気に大きな役割をした。ホイール(車輪)のモチーフが知られるようになったのは、1783年に英国中で名高いデザインになったという記録でわかっている。後にチッペンデールやヘップルホワイトやシェラトンなどの流行のモチーフを取り入れて進展、プリンス・オブ・ウェールズ・フェザーなども現れた。
18世紀後半にテームズ川地方のテームズヴァリーに端を発して19世紀の始まり頃には英国全土で作られ始めた。
 背の高いボウバックウィンザー・アームチェアは1750年ころに現れたと想定されるが、18世紀の終わるころにはハイ・ボウバック・ウィンザー・アームチェアと呼ばれるようになっイメージ 7た。これはアームボウの上に乗せた高いバック・ボウのことイメージ 5で、19世紀初期までに英国中北部においてアームボウの上に載せた狭いバックボウを作っていた。それをロウー・ボウバック・ウィンザーアームチェアと呼んだのに対するものであった。18世紀から19世紀に向かう頃にさらに混乱の元になるようなアームチェア類のシングル・ボウバックが現れた。このロー・ボウバックはアーム・ボウがなくてアームサポートの上に肘掛が載る2本のアームから成るものであった。肘掛(アーム)はバックボウの正面の柱にモクネジかダボで添え付けられた。その支え(アームサポート)はシートのサイドに半カキ継ぎされ、肘掛(アーム)の前下部にホゾ継ぎされた。それはゴールドスミスチェアに準じた方法であった。
 
 
               木材:
               シート、  ニレ
               スプラット、  メープル
               バックボウ、アームボウ、アームサポート、  タモ
               脚、クリノリンストレッチャー、ステブストレッチャー、  タモ
               スティック、  メープル
 
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