ウィンザーチェア物語  ラスバック・アームチェア

イメージ 2
 
ラスバック・アームチェア
 
イメージ 3イメージ 4
 
イメージ 5
制作年: 2008年
イメージ 6
 
ラスバック・ウィンザーチェアについて 
 
19世紀中葉のスモカーズボウの成功は北ミドランド地方に発展していたボウバック・ウィンザーチェアに工業生産をもたらせた。初期のアームボウ・サポートに続けていた旋盤加工をその構造に取り入れたもので、それはヨークシャー、ランカシャー・ウィンザーチェアと呼ばれた。このタイプのボウバック・ウィンザーチェアの成功はコムバックイメージ 1ウィンザーチェアの復活に反映された。1850年60年ころから、以前のスティックがラス(木摺)に置き換わって、スピンドルはアームを支えた。ラスバックの優れたところはラスが後ろで背にフィットするように加工された結果、より座り心地の良い椅子となった。この種のウィンザーは1860年から1900年まで大量に生産された。
 
木材:イメージ 10
シート、  ウォルナット
笠木、  タモ
アーム、脚、スピィンドル、ラス、  椛
 
 
 
 
 2006年、デンマークコペハゲイメージ 7ン工芸美術館で偶然手に入れた工業デザインの歴史的製品を紹介した文献の中に忠実に描かれたラスバック・ウィンザーチェアの図解をCADで図面化して実際に作ってみることにした。なぜかというと、ウィンザーチェアを作る以上、このラスバックが作れなければ作れたとは言えないのでは?という個人的な技術的挑戦と、ウィンザーチェアの究極的発展型ではないかと考えたからであった。完成後、座り心地など、まさしくウィンザーチェアの王様に等しいものであった。
 
イメージ 8
イメージ 9 
 
 
 
 
 
 
 
 
 上記写真は2008年、九州産業大学芸術学部ウェブサイトに制作プロセスを連載で発表、後に九州産業大学美術館発行の「英国ウィンザーチェアの世界、歴史にすわる」に掲載されたものの一部。当時教育研究の一環としてウィンザーチェアの制作をデザイン研究や卒業研究に取り入れていた。
 
FDY家具デザイン研究所ホームページ
FDY工房ホームページ
 

この記事へのコメント