ウィンザースツールの作り方 3.  部品の加工2

ウィンザースツールの作り方  部品の加工2 「カブリオール脚(猫脚)の加工1」
ウィンザーチェアを作るうえで、カブリオール脚が重要な要素となっていることがわかるまでには相当の時間が必要でした。大学在職中には、ウィンザーチェアの脚はいわゆる分業に適した旋盤加工による4本とも同じ脚というのが特徴で、それを当然のことと考えていました。
またカブリオール脚はアンティーク家具の特徴であって、作るのが難しいし、その作り方の解説も少ないことから敬遠してきたことが理由でもありました。
そこで参考になったのがウィンザースツールだったのです。まず五分の一図面を原寸にして模型を作ることでカブリオール脚の作り方が明らかになってきました。
ここでお断りしておかなければならないのは、作っている最中は夢中になっているものですから、ついその記録を忘れてしまうということで、結果の断片的写真しか残っていないのが実際です。それ故ブログ自体が無理なことでもありました。やっとその時間的ゆとりができたことで、過去の断片的なもので申し訳ありません。いずれもっと落ち着いたら過去の記録を再現するなどして、おいおいそのディテールを紹介していきたいと考えています。
 
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ウィンザースツール1/5模型
 
この段階でカブリオール脚は最初60ミリ角材を旋盤で削って足の部分とシートへの接合部分が作られていること、その後スポークシェーブで整形して両支を貼り付けるという方法で作られていたことがわかったのでした。次にその実物を作ったのですが、後で明らかになったのはカブりオール脚の取り付け角度が微妙に違っているのに気づいたのです。
 
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         スティワートリンフォード社製            FDY工房製
 
2枚の写真を見ての通り、左のイギリスから持ち帰ったjスツールのシートが妙に後に傾きすぎているのです。実際、座ってみると座り心地も良くないのです。なぜか?長いこと疑問でした。このことは後に残してしておきます。記憶にとどめていただいて、次のカブリオール脚の作り方にうつりましょう!
 
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正確な型を原寸図に従って作っておくこと
 
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角材を回転させるので要注意
足の部分だけを旋盤削りする
 
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型に合っているか正確に確認する
  
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型にそって帯鋸で切って行く 
 
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カブリオールの大方の形が完成 
 この後スポークシェブ(日本名南京鉋)で整形する。
 
後ろ脚と貫(センターストレッチャー)の加工
 貫(センターストレッチャー)と後脚の旋盤加工
  ターニングチゼル(1本の平バイトを加工)による。

 
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最初に角材の両端中心の位置にキリで回転の位置のしるしを入れる
 
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装着後一旦丸棒にする
 
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原寸図に合わせてバラスター風に削る
 
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バラスター形センター貫(ストレッチャー)の出来上がり
 
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次に後ろ脚の旋盤がけ
 
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シートのホゾ穴より少し細めに正確に削る 
 
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 原寸図に正確に合わせる
 
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脚2本仕上がる
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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